ひまわりお便り

成人式の思い出

昭和48年で、学生の頃。古い体制やしきたりはナンセンス。成人式に華美な振袖なんて必要ない、という風潮もあった。私も遅い反抗期で、親の勧める振袖は着ないと決め、自分で縫った赤いコートを着て行くつもりだった。
ところが式の朝、その服を着てうつ向いたところで袖のつけ根がビリビリと破れた。あらまこれでは着て行けない。どうやら縫った絹糸が朽ちていたらしい。仕方なく急いで母に着つけてもらって、振袖姿で式に参加した。思えば「ドジな成人」の始まりだった…。

  • 0

コメントする

こうち生協